日々是好日。

つれづれなるまゝに、日ぐらし画面に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

83日ぶり

更新サボりすぎでした。
実に83日間…何をしていたかと言うと
論文書いてました。

って言っても実質まじめに書いたのは6月末からの2週間くらい。
で、無事提出してきました。

今回の指導教員ももれなく放置タイプだったので指導という指導はなかったような…
論文のドラフト見せてもほぼほぼ2,3個のコメントをもらうだけ…
英語の問題なのよね…と言わんばかりの…

はいはい…すみませんね…まともなアカデミックイングリッシュ書けなくて…
内容は読んでくれたのか、最後まで不明でした。

きっと箸にも棒にも掛からぬレベルなのだろうな…
自分で書いておきながら、レベル低っ!!!!って思ったくらいだし。

でも、結局レベルを求めるなら母国語で書くべきなんだろうなって
英語で考え、英語で書く。何度も何度も言われたけれど、それができたら苦労しないって。
私のポンコツ脳みそはモノリンガルで思考回路は日本語なんだもの

これ、日本語なら1週間かからずサクッてもうちょっと高レベルの書けるのに…って何度思ったことか

あえて英語で書く(まぁ…ドイツ語やフランス語でも一緒だろうけど)って言う段階で
レベルに関してはある程度目を瞑るべきなんだろうなって思います。

英語圏のことを英語で非英語圏の者が書いても絶対にネイティブには勝てないわけで…
じゃあ、どうすんの?って言う話
英語圏の人が知らないことを非英語圏の者が英語で書けば優るとも劣らず…っていうレベルにはなるのかな…
っていうことで、今回は頑張って苦手な日本のことについて論じてみました。

日本にそれこそずっと生きてきたわけだけど、もう一回、客観的に見直すと知らないことだらけで焦りました。
それでも日本人が日本を論じれば、それはそれで日本代表みたいな感じになってしまう
だから「こうじゃない?」「こんな感じ」みたいな適当は許されない
もっとちゃんと根拠を述べないといけない…そういう積み重ねが一番大変だったかも。

なんだかんだであと数日を残して帰国になるわけです。
去年の今頃は早く帰りたくて、1年長いよー!!!とか思ってたけれど
今となってはなんだか帰りたくないなぁ…とか思っちゃってる自分がいます。

割と早い段階でケンブリッジにはコミットできたので久々の1人という寂しさはあったけれど
居心地の悪さは全く感じなかったし、本当に最初からしっくりきてたと思う。
そういう意味では本当に過ごしやすい環境で研究ができたと思う。

日本で達成できなかった指導教員との信頼関係構築は今回も未完だと思う。
いや…少なくとも私は…
嫌われてはないけれど、でも師弟関係を築けたか?って聞かれると微妙な気がする。
でも…結局研究は一人でするものだし、教えてもらっているうちは伸びないんだろうな…
と言うのが今の感想。もともとバックグラウンドが違うわけで、
それを1年(実質は数か月)で深い絆を築けるなんてことはあるわけない…
あくまでも指針みたいなものを示してくれるそんな感じでした。

今回の留学の成果というか意味を本当に理解できるのはきっともっと先なんだろうな…
でも少なくとも今現在、この1年、ケンブリッジで研究ができて本当によかった!って思えます。

それは単にハイレベルな環境に身を置けたからだけではなく
私の学力でも充分通用すんじゃん!っていうおごりでもなく
タイトル(学位)取れる!っていうミーハーな喜びでもなく

なんかもっと別のところです。
視野が広がったとか見方が変わったとかそういう月並みな表現しか出てこないけど
でも…うん。成長できた気がする。
6月頃から時間が本当に早足ですぎていって目下荷造り中だけど…
でも怒涛の日々の中、いろいろ気づかされたことが多かった。

さて…あとちょっと。ケンブリッジを満喫して帰ろう!
暑いの…やだなぁ…(笑)