日々是好日。

つれづれなるまゝに、日ぐらし画面に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

ホームシックという病

突然、前触れもきっかけもなく、日本に帰りたい!って強く強く思いました。

勉強がいやになったわけでも、イギリスが嫌いになったわけでもない。
自分でも理由がわからないけれど、とにかく帰りたい。

これがホームシックなのだろうか。
昨日は奨学金団体と奨学生との懇親会があって、ちょっとだけ自分の将来の話、研究関心とか話せて、
すごく大事なことだね、面白そうだね!絶対PhDまでとって研究進めて!!

って初めて認められた気がした。
もちろん、日本に帰って進学するより、こっちに残って奨学金もらって進学するほうが可能性が高いと思う。

日本の、母校の先生たちから総スカンくらってる状況を見れば、明白なこと。
でも次の瞬間思いをはせるのは家族。PhDで奨学金もらって夫と猫を連れてくる。そしてこっちで暮らすという選択肢もないわけじゃない。でも、浮かぶのは「日本での生活」やっぱり好きだったんだな。
やっぱり母国なんだな。と強く強く感じた。

6年前は約1年、途中帰国なしでイギリスにいられた。
でも今は3か月ごとにある長期休暇のたびに帰ろうとしている。
6年前はどうやって乗り切ったけ?
1年後、日本での生活が確約されてたから頑張れたのかな
今は…国籍も住民票も帰るべき家族もある。でも帰ったところで”やりたいこと”はできない。
戻る大学も進む大学もない。

気持ちとしては国内の大学院に進学したい、
でも現実はそれが一番遠い。

どっかでイギリスなのかもしれないって思ってるのだろう。
長時間のフライト、物価の高いイギリス、住み慣れない異国。
私一人ならいい。でも夫や猫に耐えられるだろうか。

かといってさらに3年別居生活、二重生活は無理。
そんな葛藤の中で身動きが取れなくなっている自分が嫌い。

先が見えないって、すっごくすっごく怖いことなんだ。
PhDとったところで日本に帰れるという保証もなくて
PhDとったところで研究者になれるわけでもなくて

だったらなんのために多くを犠牲にするんだろう。

それでも進みたいと思ってる自分もいる。
やめたいって思ってる自分も確かにいる。

今の私にとってのベストってなんなんだろう。


とりあえず日本に帰りたい。