日々是好日。

つれづれなるまゝに、日ぐらし画面に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

再び

40日以上放置していました。
その間にFirst Essayの提出、一時帰国、Essayの評価、再入国といろいろありました。
昨日、無事に再入国しケンブリッジに戻ってきました。

夏のようなホームシックに見舞われることもなく、でも寂しさとかは抱えたまま。
あと70日でまた帰国できると日本に帰ることだけを励みに頑張っている状態です。

よく「失うものがなければ強くなれる」とか言われて背水の陣まで追い込んでいたけど
ちょっと違うかなぁって思ってきた。
守りたいものができて、守りに入ったからこそ、頑張れる気がする。

今までは本当に孤独な戦いだった。だから勝っても負けても自分だけの世界。
だけど、今は違う。帰りたい場所があるから、残りたいところができたから、
そのために頑張れる。たぶん負けなんかないんだと思う。
あるのは、今ある環境でどうやって頑張れるか。

ケンブリッジに来て勉強したい、ケンブリッジに入りたいそれだけの時には見えなかった世界。
やっぱり私は日本で頑張りたいんだって思えた。
それがどんな環境でもいい。日本で場所を得られるならばなんでもいい
そこで頑張りたい。
ケンブリッジでPhDほしいけど、でもそれ以上に日本で頑張りたい。

内向的で、責任感があり、家族思いの人は海外赴任に向いていない

といわれました。たぶん私です。
今、イギリスで勉強して生活して違和感はない。普通にできる。
でも、ずっといたい場所じゃない。
自分の感情に正直になるなら「日本に帰りたい」

だれの感情でもない自分の正直な感情で生きていきたい。
こうしたらどう思われるだろう、こうしたらきっとよくみられるんだろうな

そんな他者の目はもういいや。
私は私。私の評価は自分で下したい。
それが低評価ならそれでいい。でも振り返った時に自分自身が自分の人生に100点をつけられるような選択をしていきたい。

日本に帰る。
日本で頑張る。
家族と一緒に暮らしながらやりたいことをやる

それが私の出した答え。
だから、選択肢は一つ。

ここにたどり着くまで遠回りをした
けれど、ケンブリッジにこれた。
優秀な人にもまれて、素晴らしい友達に会えて自分を見つめなおせた。
そして、私にとって何が一番大切なのかを教えてもらった。
それだけでもすごく大きな意味を持つ。

だけど、それよりもっともっと重要な何かがある気がする。
それに気づくのは10年後かもしれない。

いつか心からケンブリッジに留学できてよかったって思えるように今頑張るしかない。
1番でなくていい。
誰かに勝っていなくていい。
精一杯頑張れたって思えればそれだけでいい。

2015年、残り8か月、留学頑張ります!