2 minutes silence
今朝所属研究所からメールで11時に2分間の黙とうをします。という連絡が
11月11日11時。どうせなら11分にすればいいのにと思いつつ11分も黙とうしたら寝るよね。
世界大戦(一次)への黙とうらしいです。
世界大戦といえば、ケンブリッジは当時、最大規模の軍事病院があったところです。
今の中央図書館やキングスカレッジがその中心。
わが研究所のあるSigdwickらへんはきっと病院跡地なんだろう。
もちろん所属CollegeのNewnhamもまた利用されたということ。
当時NewnhamとGirtonだけが女子寮で、軍の方の収容はしてなかったみたいですが、戦争が進むうちに足りなくなって…ということでしょうね。
いまやGirtonは共学になったみたいですが、Newnhamは未だに女子のみです。
はじめてのOfferはGirtonからだったなぁ。来年度の志願ではNewnhamかKing'sがいいと表明したいと思います。
どちらも近いので。SelwnやWolfson, Robinsonでもいいのですが、いなれたNewnham、奨学金の多いKing'sを志願しようかなと。
ケンブリッジに来てイギリスは慣れていると思ってた反面、面食らうこともたくさん。
今日の黙とうも初めてでした。
日本で終戦記念日や原爆投下日(どちらも8月)に黙とうすることはあるけれど一次大戦への黙とうはしたことがないなぁ。
歴史の授業でも一次大戦は本当にさらっと終わっただけ。(未回収のイタリアとかいろんなことを覚えさせられたけども…)
でもそうだよね。こちらは一次大戦もかなりの影響があったのだろう。
国民総動員があったり、一次大戦の結果、ヒトラーが生まれたともいえるだろうし。
世界史をやった割にはなんも教養という意味では身についてないんだな…と実感しました。
用語を覚えて、場所を覚えてあてはめて。二次試験で論述だからと暗記だけでなく理解をしたつもりだったけれど、
そこに自分の主張はあったかなぁ。結局模範解答を覚えて、事実を客観的に述べていただけなんだろう。
だから一次大戦と聞いていろんなEventsが頭をよぎるけれど、それで終わりなのよね。
そこに考察を加えたり、Reflectすることはない。
でもそれじゃあダメなんだよね。ちゃんと自分なりに理解して、解釈してそれをどう位置付けるか、どう価値を置くかって
そういうところが本当は重要なのだろう。
AがありBになって結果Cという状況になった。みたいな客観的事実なんて調べたらすぐ出てくるんだもの。
そんなの覚えたってしかたない。Aはなんで生じて、どうすればBにならなかったのか、Cという状況をどう改善すべきなのか
そういう奥行を持たなきゃいけないはず。
日本の教育に文句をつける気はさらさらありません。
でもそういった視点って一番重要なのだろう。